William James
[ロンドン 8日 ロイター] - 英警察の対テロ捜査部門(CTP)は、英空軍モールズワース基地内でラトビア人の男2人が拘束された事案について捜査している。関係当局が8日発表した。
拘束されたのは32歳と36歳の男で、いずれも英国在住。基地内への不法侵入と器物損壊の疑いで逮捕された後、国家安全保障法違反の疑いで再逮捕された。
ロンドンの北約100キロにあるモールズワース基地は米軍関係者が使用し、情報分析や指揮活動の拠点となっているほか、北大西洋条約機構(NATO)の情報センターも置かれている。飛行運用は行われていない。
警察によると、国防省警察が警備巡回中に放置された車両を発見し、警戒を強化した後の確認で外周フェンスの一部に破損が見つかり、基地内で男2人を発見して拘束した。放置車両は爆発物処理班が調べたものの、不審物は見つからなかった。また警察は近郊のピーターバラ周辺にある2カ所の関係先を捜索している。
英国では先月、西部のフェアフォード空軍基地への攻撃計画に関与した疑いで複数の男が逮捕された。英政府はこの計画についてイランとの関連を指摘しているが、イラン側は関与を否定している。
CTPロンドン本部のヘレン・フラナガン本部長は「軍事施設への関心や懸念が高まっていることは認識している。しかし現時点で今回の事案と先週のフェアフォード基地の事案を結び付ける情報はない」と述べた。
ストリーティング国防相はXへの投稿で「軍事施設に対する潜在的な脅威に極めて警戒しており、警察と緊密に連携して施設の安全確保に取り組んでいる」と強調した。
米空軍報道官は、地元法執行当局の迅速な対応に謝意を示した上で「英国当局と緊密に連携し、軍関係者と地域社会の安全確保に努めている」とコメントした。