[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米国株式市場はS&P総合500種・ナスダック総合が下落して取引を終えた。中東情勢の緊迫化と米国の原油生産減少を受けて原油価格が急伸し、インフレや利上げへの懸念が強まった。半導体株の下落も重しとなった。
主要株価指数では、ハイテク株の比重が高いナスダック総合が最も大きな下落率を記録した。同指数は6日に終値で過去最高値を付けていた。
今年に入って80%超上昇していた半導体株が3.4%安とアンダーパフォームした。オープンAIの年換算売上高が、同社が従来示唆していた水準を200億ドル下回ると英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じたことなどが重しとなった。
USバンク・ウェルス・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、テリー・サンドベン氏は「市場は来週始まる第3・四半期決算シーズンを前に横ばいで推移している。加えて、イランでの紛争が続き、原油価格を押し上げている」と指摘。「同様に示唆的なのは、年初来、株式相場は上昇しやすい地合いが続いてきたことだ」と述べた。
原油価格は、ホルムズ海峡で船舶への攻撃が相次いだことに加え、ハリケーンの影響による米国の生産減少を巡る懸念から急伸した。
S&P500種の主要11業種では、エネルギーが上昇率トップだった。一方、半導体株への売りを背景に情報技術の下落率が最大だった。
メモリー半導体大手の韓国サムスン電子が過去最高の四半期営業益を見込んだものの市場心理の改善にはつながらず、同社株はソウル市場で下落して取引を終えた。競合の米マイクロン・テクノロジーは4.8%下落した。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は7日、ブロードコムがオープンAIの人工知能(AI)半導体向けに500億ドルの資金調達の調整を進めているほか、オラクルも金額は不明だが調達を模索していると報じた。これを受け、ハイテク企業による大規模な債券発行が資本獲得競争を激化させるとの懸念が高まった。
ブロードコムは4.4%、オラクルは5.5%、それぞれ下落した。
飲料大手ペプシコは3.7%高。通期のコア利益見通しを引き下げる一方、追加のコスト削減を進めると表明した。
コーヒーチェーン大手スターバックスは0.4%下落。メキシコ料理チェーンのチポトレ・メキシカン・グリルの買収を模索していると伝わった。チポトレは6.2%急伸した。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.28対1の比率で上回った。ナスダックでは1.33対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は188億1000万株。直近20営業日の平均は177億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 51231 +51. +0.1 51105 51245 50939
.64 77 0 .04 .28 .00
前営業日終値 51179
.87
ナスダック総合 27193 -345 -1.2 27416 27491 27066
.34 .35 5 .03 .90 .76
前営業日終値 27538
.69
S&P総合500種 7765. -36. -0.4 7778. 7797. 7731.
36 41 7 45 79 26
前営業日終値 7801.
77
ダウ輸送株20種 19809 +279 +1.4
.07 .77 3
ダウ公共株15種 1047. -1.7 -0.1
87 7 7
フィラデルフィア半導体 12623 -442 -3.3
.72 .44 9
VIX指数 15.41 +0.3 +2.1
3 9
S&P一般消費財 1855. -8.7 -0.4
03 6 7
S&P素材 625.9 +2.8 +0.4
5 8 6
S&P工業 1425. +4.2 +0.3
58 9 0
S&P主要消費財 934.1 +19. +2.1
5 41 2
S&P金融 902.3 +8.1 +0.9
5 6 1
S&P不動産 261.1 +1.5 +0.5
3 2 8
S&Pエネルギー 1001. +28. +2.9
51 43 2
S&Pヘルスケア 1961. -8.1 -0.4
57 1 1
S&P通信サービス 474.1 -0.2 -0.0
5 9 6
S&P情報技術 7354. -133 -1.7
41 .14 8
S&P公益事業 417.1 -1.0 -0.2
4 8 6
NYSE出来高 19.35
億株
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 6843 - 大阪比
0 670
シカゴ日経先物12月限 円建て 6840 - 大阪比
0 700