Chuck Mikolajczak
[ニューヨーク 8日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ユーロ圏の国債利回り上昇を受けたユーロ売り・ドル買いの動きが一服する中、ドルが軟調に推移した。一方、年内の米連邦準備理事会(FRB)の金利見通しに対する予想はおおむね維持された
原油価格の急騰でインフレ懸念が強まる中、ユーロ圏の国債利回りは再び大幅に上昇。フランスやイタリアなど債務水準の高い国の国債に売りが集中した。
シムコープのクリストフ・ション氏は「他の多くの通貨は金融政策見通しと逆相関関係にあるように見えるが、それは全てをドルとFRBが支配していたためであり、この状況はここ数週間続いている」と指摘。その上で「興味深いのは、現在ユーロに影響を及ぼす別の要因、つまりフランスとスペインの政治危機が存在することだ」とし、現在は金利差や金融政策ではなく、ユーロ特有の危機がユーロに影響を及ぼしていると述べた。
一方、FRBが10月27─28日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測は依然として低い。
FRBのウォラー理事は8日、インフレ率をFRBの目標である2%まで引き下げるには、追加の利上げが必要になる可能性が高いと述べた。しかし、利上げのペースについては「柔軟性」があり、10月のFOMCで利上げをいったん見送る可能性も残した。
FRBが7日公表した9月のFOMC議事要旨によると、利上げの理由を巡って当局者の見解が分かれていた。
主要通貨に対するドル指数は0.08%安の102.17。一時、102.46まで上昇していた。
ドルは対円で0.12%安の157.88円。日銀は、原材料コスト上昇による価格引き上げの動きが消費財に波及しており、より頻繁に値上げを実施する企業もあると指摘し、インフレ圧力の拡大に対する懸念を示した。
ユーロは0.08%高の1.1204ドル。一時、1.1171ドルまで下落した。
英ポンドは0.07%高の1.3219ドル。
ドル/円 NY終値 157.86/157.91
始値 158.23
高値 158.36
安値 157.53
ユーロ/ドル NY終値 1.1209/1.1213
始値 1.1184
高値 1.1226
安値 1.1172