Olivia Le Poidevin

[ジュネーブ 8日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)は8日、世界のモノ(財)の貿易量の2026年の伸び率見通しを3.9%とし、3月時点の予想1.9%から引き上げた。中東情勢による混乱の影響はあるものの、半導体やデータセンターなど人工知能(AI)関連製品への需要が伸びる見通し。27年の伸び率予想は4.1%に上方修正した。一方、燃料や肥料の価格高騰を受けた家計の購買力低下や、AIの投資ブームに減速リスクがあると指摘した。

地域別では、アジアは輸入が9.5%、輸出が9.9%、それぞれ増える見通し。アフリカも輸入が8.9%、輸出が5.6%増えると見込んだ。中東は輸出入ともに大幅減となる見通しだ。

26年1─6月期のモノの貿易量が前年同期比3.5%増だったのに対し、ドル建ての貿易額は15%増えた。エネルギー価格高騰や、AI関連製品への需要を反映しており、貿易額の増加分の47%をAI関連商品が占めた。

26年の世界の国内総生産(GDP)は2.6%増と予測。地域別ではアジアが4.3%増と最も高い伸びとなり、アフリカ、南米が続くと見込んだ。

26年のサービス貿易の伸び率の見通しは、従来予想の4.8%から3.3%に引き下げた。航空燃料費の高騰が響くものの、27年は6.4%に回復すると予想した。

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