Maria Martinez
[8日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が8日発表した8月の輸出は前月比0.8%減少した。米国向けの急減により予想(0.6%増)に反してマイナスとなった。
輸入は営業日数・季節調整済みで0.9%増加した。
その結果、8月の貿易黒字は7月の216億ユーロから195億ユーロ(218億2000万ドル)に縮小した。
INGのマクロ担当グローバル責任者カルステン・ブルゼスキ氏は「貿易こそが、ドイツの強靭性の弱まりが表れている分野だ」と指摘。第2・四半期にはホルムズ海峡の封鎖によりアジアの競合がより深刻な打撃を受けたことで、ドイツの輸出業者は恩恵を受けたが、第3・四半期はこれまでのところ圧迫されていると述べた。
ドイツ商工会議所(DIHK)の対外貿易担当責任者フォルカー・トレイヤー氏は「今回の減少は輸出の回復がほんの微風に過ぎなかったことを示している」と語った。
VPバンクのチーフエコノミスト、トーマス・ギッツェル氏は、第3・四半期の経済成長率は直近2四半期の伸びには及ばず、わずかな成長にとどまる可能性が高いと述べた。
輸出を見ると、欧州連合(EU)諸国向けは0.6%減少し、EU域外へは1.1%減少した。
米国向けが6.3%減少した一方、英国へは16.7%増加した。
対中国では、輸出が4.7%増、輸入が11.0%増だった。