Florence Tan
[シンガポール 8日 ロイター] - ホルムズ海峡を通航する船舶数が2カ月余りぶりの低水準に落ち込んだことが、船舶追跡データで分かった。同海峡でのタンカーへの攻撃は先週、米国とイスラエルによる対イラン戦争の開始以降で最多となった。
分析会社ケプラーのデータによると、6日に同海峡を通航したコモディティー(商品)輸送船は7隻と、7月23日以来の低水準だった。
ケプラーのアナリストは10月6日付のリポートで、「海峡を通過する原油の量は、戦争開始以降で最高を記録した前週から27%減少し、日量で少なくとも1010万バレルとなった」と記した。
「9月の平均水準に戻ったが、戦争前の74%の水準だ」とした。
減少の大半は、船舶間で積み荷を移し替える瀬取り(STS)がオマーン湾で減ったことによるものだったという。
一方、オマーン湾沿岸と紅海からの輸出は戦争前の2倍超に当たる日量670万バレルに増加し、ホルムズ海峡経由の供給減を補った。これにより、中東産原油の輸出全体は戦争前の水準を維持したという。
データによると、7日に海峡を通航した船舶数は10隻に小幅に増加したが、4日と5日のそれぞれ20隻超を大幅に下回った。
過去2日間は、海峡に入った船舶数が出た船舶数を上回った。
これらの集計には、探知を避けるため船舶自動識別装置を切って通航する船舶は含まれていない。