[東京 8日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は続落し、前営業日比0.95%(662円31銭)安の6万9373円40銭となった。前日の米株安が嫌気され、幅広く売られた。韓国サムスン電子の好決算で中盤からAI(人工知能)・半導体関連株が買い直され、前営業日比で0.17%(117円51銭)安の6万9918円20銭までいったん下げ幅を縮小したものの、全体的に買い材料に乏しく、戻り切れず軟調に推移した。
・日経平均は7万円回復まで速かったために、目先は調整局面の印象を強めている
・ここまでリードした半導体関連株に利益確定売りが目立つが、きょうは幅広い業種で売り先行の展開となった。
・サムスン電子の好決算が伝わったことで、中盤から半導体関連株が切り返し、日経平均も下げ渋る場面があった。
・TOPIXは1.49%安の4092.09ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆4874億1800万円。
・東証33業種では、値上がりは海運業とサービス業の2業種、そのほかの31業種は値下がりした。
・個別では、ソフトバンクグループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井物産などがさえない。半面、キオクシアHLDGが買われ、朝安で始まったアドバンテストが中盤から持ち直した。
・東証プライム市場の騰落数は、値上がりが170銘柄(11%)、値下がりは1360銘柄(87%)、変わらずは22銘柄(1%)。
<岡地証券 ストラテジスト 坂貴雄氏>
「上下繰り返しの動きとなっているが、こうした状況では押しが入ると買いたくなる心理が働くようだ」
「米中間選挙までは模様眺めとなりやすいが、選挙後の株高を見越した買いが入っている」
「AI・半導体関連株に関しては、投資抑制が不安視されているものの、足元の状況が変わっていないことが安心感となっている」