Jarrett Renshaw Kanishka Singh

[グランドアイランド(米ネブラスカ州) 5日 ロイター] - トランプ米大統領は5日、免税ディーゼル(軽油)燃料の利用拡大に関する大統領令に署名した。ネブラスカ州で開いた集会の壇上で発表した。

軽油価格は9月に1ガロン当たり約6.50ドルと過去最高を記録。11月3日の中間選挙を前に、トランプ氏にとってリスクとなっている。与党共和党は現在、上下両院で僅差の過半数を握る。

物流を支えるトラック輸送に欠かせない軽油は、イラン戦争とロシアによるウクライナ侵攻を受けて値上がりしている。これらの紛争で中東とロシアの製油所が攻撃を受けたことが背景にある。

トランプ氏によると、今回の大統領令は、免税軽油向けの「公道以外での使用」という条件を解除し、農業分野や一部のオフロード車両で使われる赤色に着色した軽油を誰でも購入できるようにする。

主要7カ国(G7)は先週、軽油1億バレルを放出すると発表した。米国からの軽油輸出禁止を検討していたトランプ氏の圧力を受けた措置だ。ただ、このうちどの程度が純粋な追加供給で、どの程度が3月の国際合意に基づく放出なのかは明らかになっていない。

ロイター/イプソスの世論調査によると、トランプ氏の支持率は直近でも過去最低の32%にとどまった。イラン戦争に伴うガソリン・軽油価格の高騰で生活費が押し上げられており、生活費の高さが最大の懸念であることが示された。

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