[5日 ロイター] - 米航空機大手ボーイングは5日、米防衛大手ロッキード・マーチンから高性能弾道弾迎撃ミサイル「PAC-3ミサイル・セグメント・エンハンスメント(MSE)」シーカー(誘導装置)の生産拡大と納入に関する約147億ドル相当の7年契約を獲得したと発表した。

• PAC-3MSEは、弾道ミサイル、巡航ミサイル、航空機を迎撃するためにパトリオット防空システムで使用される直撃破壊型の迎撃ミサイル。

• この契約により、ボーイングはPAC-3MSEシーカーの生産量を3倍に増やすことができる。

• ロッキードは1月、米国防総省との間で、PAC-3迎撃ミサイルの年間生産能力を従来の約600発から2000発に引き上げるための7年間の枠組み契約を締結したと発表した。

• これらの生産契約は、請負業者が生産拡大をより迅速に進めるよう促すことを目的としており、株主還元よりも兵器生産を優先させるというトランプ政権による広範な取り組みの一環だ。

• 業界幹部らは、議会がまだこれらの契約に必要な予算を承認していないと警告している。つまり議員らが措置を講じるまで、請負業者は部品や施設への大規模投資を行えない可能性がある。

• 中東やウクライナでの紛争により米国の兵器備蓄がひっ迫している中で、この迎撃ミサイルへの需要が急増。米陸軍は7月、PAC-3ミサイルの生産拡大に向け、ロッキードに最大586億ドル相当の契約を授与した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。