Dominique Vidalon Inti Landauro

[パリ 5日 ロイター] - フランスで教育環境の改善を求める高校生らの抗議活動が3週目に突入し、北部パ・ド・カレー県で5日に高校生のデモ隊と機動隊が衝突した際にデモ参加者が片手を吹き飛ばされたと地元当局者が明らかにした。

地元紙ラ・ボワ・デュ・ノールによると、15歳の若者が拾い上げた警察の手りゅう弾が爆発したため、手と腕の一部を失った。

パ・ド・カレー県のフランソワザビエル・ローシュ知事は正確な状況についてのコメントを控えた上で、200-250人程度の参加者が警察に向けて物を投げ付けていたと説明した。

抗議活動はパリで9月に始まり、近郊の貧困地域を中心に展開された後、全国へ広がった。司法省によると、抗議活動開始後に5060人が逮捕され、うち87%が未成年者だった。これまでに1800人超が起訴されており、うち1483人が未成年者。790件は不起訴処分となった。

高校生らは学校の資金不足、過密状態、老朽化に抗議する全国規模のデモを6日に予定している。

大統領選を半年後に控えたフランスでは、極左政党「不服従のフランス(LFI)」の議員や市長らが抗議活動をあおっているとの批判が渦巻いている。LFIは否定している。

ジェフレイ教育相はパリ北部近郊で生徒らと会談後、ここ数日は抗議活動への参加者が減少傾向にあると言及。生徒らが不満を表明できるプラットフォームを立ち上げるとともに、一部の学校で行動計画に乗り出すことを明らかにした。

人権団体は、警察が未成年者に対して警棒や催涙ガス、ゴム弾発射銃などを使って強硬な手段を講じたと非難している。

当局は、警察がデモ参加者に向けてゴム弾を発射し、16歳の若者が目をけがしたとされる事件を調査している。友人らが当時の状況を明らかにした。内務省はコメント要請に即座には応じなかった。

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