Andrew Osborn
[モスクワ 5日 ロイター] - ロシア・シベリア地方のイルクーツク州にあるペスト研究所の女性職員が体調を崩して死亡した問題で、当局は接触者を隔離した。また、ロシア衛生当局のトップが現地入りした。死亡を巡り交流サイトでは懸念が広がっているが、当局は5日、事態は制御下にあるとの見方を示した。
世界保健機関(WHO)は入手可能な情報に基づけば「一般市民への公衆衛生上のリスクは低いとみられる」と表明。詳しい情報が得られ次第、新たなリスク評価を行うとした。また、トランプ米大統領は「ロシアにとって大きな問題だ」と述べ、対応への支援を申し出た。
地元メディアによると、死亡したのは研究所職員のダリヤ・シピロワさん(28)。当局は死因を原因不明の肺炎と説明し、業務との関連を示す証拠もないとしている。
ロシアメディアによると、約200人が隔離され、女性が死亡した病院の一部が封鎖された。連邦消費者権利保護・福祉監督局(ロスポトレブナドゾル)のアンナ・ポポワ長官が週末に現地入りし、緊急会議に出席した。
接触者から新型コロナウイルスとライノウイルスの感染者が各2人確認されたが、他の感染症は確認されていないという。州知事は、把握した接触者全員を診察し、経過観察下に置いたと発表した。