Jason Lange

[ワシントン 5日 ロイター] - ロイター/イプソスが5日に終了した世論調査によると、トランプ米大統領の支持率は32%と、過去最低水準で推移した。ヒスパニック系有権者の多くが同氏の政権運営を批判し、11月の中間選挙で共和党に投票しない意向を示した。

支持率は、過去最低を記録した9月の調査から横ばいとなった。

ヒスパニック系有権者は、2024年の大統領選でトランプ氏の勝利を後押しした。同氏はヒスパニック票の半分近くを獲得し、20年の約3分の1から伸ばした。しかし、トランプ氏がイランとの戦争に踏み切ったことで引き起こされた高インフレに米国民が苦しむ中、支持率はここ数カ月で低下している。

ヒスパニック系米国民のうち、トランプ氏の政権運営を支持する人はわずか24%と、同氏の1期目と2期目を通じて最低となった。

また、11月3日の中間選挙で共和党に投票する予定のヒスパニック系登録有権者は26%にとどまり、トランプ氏の不人気が共和党に大きな重しとなっていることが示された。この選挙では、トランプ氏の現任期の残り2年間について、上下両院の多数派が決まる。

民主党に投票する予定のヒスパニック系有権者は約52%で、共和党の約2倍だった。民主党のリードはトランプ氏の就任以来最大となった。

<無党派層の多くはなお態度未定>

11月3日の選挙まで1カ月を切る中、登録有権者のうち民主党支持は44%、共和党支持は37%と、民主党が優位に立っている。無党派層では民主党が37%、共和党が21%とリードし、無党派の登録有権者の28%はなお態度を決めかねている。

共和党は議会選挙での苦戦を覚悟している。多くのアナリストは民主党が下院で過半数を獲得すると予想しており、上院の主導権も争奪戦になるとの見方が強まっている。

調査によると、投票先を決める上で米国民が最も重視しているのは生活費問題だ。2月に開戦したイランとの戦争を受けてガソリンと軽油の価格が急騰し、消費者物価が跳ね上がった。

高齢層における共和党の優位性も今年に入って縮小している。50歳以上の有権者では共和党支持が44%、民主党支持が42%と差はわずか2%ポイントで、昨年12月の8%ポイント差から大幅に縮まった。

50歳以上の層は、高齢の米国民が歴史的に有権者の大きな割合を占めてきた中間選挙では特に重要となる。50歳未満の有権者では民主党が18%ポイントリードしている。

調査は全米の成人4506人を対象にオンラインで実施した。誤差は約プラスマイナス2ポイント。

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