[イスタンブール 5日 ロイター] - トルコ統計局が5日発表した9月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月からの伸び率が29.73%となり、30%を割り込んだ。ロイターがまとめたエコノミスト予想は30.3%で、8月は31.51%だった。食品価格の下落を要因として指摘する声が出ている。前月比の伸び率は1.84%で8月から横ばいだった。

シムシェキ財務相は、インフレ率が30%を下回るのは2021年11月以来だと指摘。サービス部門の物価上昇が鈍化し、商品(コモディティー)価格への圧力が弱まることで、来年にかけてインフレ鈍化につながるとの見方を示した。

トルコ中央銀行は8月発表のインフレ報告で、26年末のインフレ率見通しを28%に引き上げたものの、年末の暫定インフレ目標は24%に据え置いている。中銀は9月の会合で、主要政策金利を37%に据え置いた。据え置きは5会合連続で、今後は金融緩和局面が始まるとの見方が強い。

9月のCPIは、教育費が前月比14.2%上昇したほか、衣料品や運輸費、住宅価格も上昇。一方、食品価格は0.2%下落した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。