[東京 5日 ロイター] - 金融政策を集中審議した9月30日の経済財政諮問会議で、若田部昌澄議員(前日銀副総裁、早稲田大学政治経済学術院教授)が「デフレではない状況になりつつある現状でリフレ政策が終焉を迎えているというのは当然のことだ」と述べていたことが、5日公表の議事要旨で分かった。

若田部氏は、最近リフレ政策が話題になっていると切り出し、リフレ政策は「デフレの状態をマイルドなインフレの状態に戻すことを意味する」と説明した。自身は世間から「リフレ派」と言われるが、自分から言ったことはなく、「非常に違和感を覚えるのは、デフレの状態をマイルドなインフレの状態に戻すことは当然の政策なので、その意味ではなぜほかの人が全員リフレ派と呼ばれていないのか」と疑問を呈した。

日銀の物価安定目標に関しては、2%の持続的・安定的な達成は「依然として課題」と指摘した。

政策対応を巡っては、日銀の自主性を尊重しつつ、政府・日銀は「経済・物価情勢について認識を共有し、それぞれの役割のもとで緊密に連携していくべきだ」と訴えた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。