Andrew Osborn
[ワシントン/モスクワ 5日 ロイター] - ルビオ米国務長官は5日、ロシア東部イルクーツクのペスト研究機関で研究員1人が原因不明の肺炎とされる症状で死亡したことについて、米政府として状況を注意深く監視していると述べた。
ルビオ長官は欧州歴訪に出発する際に記者団に対し「この件を注視し、監視している」とし、「警戒が必要な事態とは考えていないが、引き続き状況を見守っていく」と語った。
その上で、ロシアが公表した情報に言及し「研究所内で感染した研究員がおり、感染が施設内で拡大した可能性が懸念されているようだ」とし、「現在は米国とロシアとの間の往来は限られているが、感染が施設外に広がれば急速に拡散する恐れがある」と述べた。
ロシアでは、イルクーツクにあるシベリア・極東ペスト対策研究所で研究員1人が体調を崩して死亡。死亡した研究員は28歳の女性とされており、どこでどのように体調を崩したのか報道が錯綜しているが、当局は死因は肺炎だったと説明している。これを受け、ロシア当局は数十人を隔離した。
ソーシャルメディア上で女性研究員が生きた細菌が入った試験管を落としたとのうわさが広がったことに関連し、ロシア連邦消費者庁(ロスポトレブナドゾル)は、研究所内で病原体の取り扱いに関する事故の証拠は確認されていないと国営メディアを通して説明。連邦消費者庁のポポワ長官は緊急会合に出席するため、週末にシベリア入りした。
ソーシャルメディアでは公衆衛生上のリスクを懸念する声が広がっているが、当局は5日、状況は管理下にあるとの認識を示している。