[ブリュッセル 5日 ロイター] - 欧州連合(EU)のカラス外交安全保障上級代表(外相)は5日、ロシアがハイブリッド攻撃により欧州全域で人々の命を危険にさらしていると述べた。モルドバのトファン首相との共同記者会見で語った。
カラス氏はブリュッセルで記者団に対し「欧州ではここ数週間、ロシアによるハイブリッド攻撃や破壊工作の試み、領空侵犯が急増している」と指摘。「週末にはロシアのミサイルとドローン(無人機)が再びモルドバの領空を侵犯した。これは全く容認できない」と述べた。
ロシアは9月30日、広く予想されていたウクライナの電力網への大規模な航空攻撃に踏み切り、首都キーウ周辺や各地の発電施設やインフラを攻撃。エネルギー関連施設に対する複合攻撃としてはここ数カ月で最大規模となった。ウクライナ西側の国境に接するモルドバでは、同日中に3機のドローンが領空に侵入したと国防省が明らかにした。
ドイツのメルツ首相も1日、ドイツはロシアからの「深刻なものも含むさらなるハイブリッド攻撃に備えている」と訴えた上で、ロシアに侵攻されたウクライナへの支援継続を約束すると述べた。