[パリ 2日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズ・レーティングスは2日、大統領選が近づく中、フランスの2027年予算案成立の見通しは極めて不透明だとの見方を示した。選挙後も政治分断が続く公算が大きく、財政再建は引き続き困難とみている。
ムーディーズは23日にフランスの格付け「Aa3」を見直す予定。現在の見通しは「ネガティブ」で、今後格付けが変更される場合、引き上げよりも引き下げの可能性が高いことを示している。
フランス政府は1日、財政赤字削減に向けて緊縮の色合いが濃い2027年度予算案を議会に提出した。
ムーディーズは「議会の政治分断にもかかわらず、フランスの諸機関に主要な政策課題に取り組む能力があるかどうかが、ネガティブ見通しの解消を判断する上での最大の評価要素となる」と指摘した。