[4日 ロイター] - オランダの塗料メーカーのアクゾノーベルが、東南アジアの建築用塗料事業を日本ペイントホールディングスに10億ドルを大幅に上回る金額で売却する契約の合意に近づいている。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が4日、事情に詳しい関係者の話として報じた。
早ければ5日にも合意に達する可能性があるという。売却対象には、ベトナム、インドネシア、マレーシア、タイ、シンガポールに加え、パプアニューギニアおよびオーストラリアにおける建築用塗料事業が含まれる。
アクゾノーベルと日本ペイントは、ロイターのコメント要請に回答していない。
両社は7月、日本ペイントがアクゾノーベルの建築用塗料事業について総額75億ユーロでの買収に向け複数の提案を提出したと発表した。ただ、アクゾノーベルはすでに米アクサルタ・コーティング・システムズと合併契約を結んでおり「代替提案」は受け入れられないとの立場を示していた。
FTによると、日本ペイントは建築用塗料事業に関するより大規模な取引に引き続き関心を示しているものの、東南アジア事業の統合にはしばらく時間を要すると見込まれており、アクゾノーベルは同事業からさらなる資産を売却する計画はないという。