[ドバイ 4日 ロイター] - イラン外務省のバガイ報道官は4日、ホルムズ海峡再開に関する直近の提案への米国の回答に対するイランの大まかな立場を仲介国を通じて米国側に伝えたと述べた。また、イランが米国の制裁緩和と引き換えに、国際原子力機関(IAEA)による核施設の査察受け入れを提案したとの情報を否定し、米国とは核協議に入っていないと説明した。
イランは9月の国連総会期間中に、条件が満たされればホルムズ海峡を再開し、7日以内に通常の船舶航行を回復させるとする提案を示した。米国は9月下旬に仲介役のカタールを通じてこの提案に回答した。
バガイ氏は、「米国側の提案は、特に核問題について、従来の立場とほぼ変わらない。われわれは、現段階で重視するのはホルムズ海峡の問題であり、同海峡の安全を取り戻すには米国が明確な措置を講じる必要があると伝えた」と述べた。米政府に伝える追加の論点がまだ残っていると説明した。
イラン側の交渉責任者を務めるガリバフ国会議長は4日、6月の暫定合意で定めたイラン側の7つの条件が満たされるまで、ホルムズ海峡は再開しないと述べた。国営メディアが伝えた。
アラグチ外相は4日、イラン駐在の各国大使や外交官に対し、米国が外交を選ぶことを望むと述べた。ただ、米国が再び軍事行動を選んだ場合は対応する用意があると警告し、「彼らが再び軍事的解決に向かうなら、われわれは以前より準備が整っており、自衛のために必要なあらゆる行動を取る」と述べた。
ロイターは1日、関係筋の話として、米国が大規模な軍事攻撃を再開した場合に備え、イランがより広範で強力な対応を準備していると報じた。
イラン軍の報道官は4日、ファルス通信に対し、ミサイルの射程を延ばす方針だと語った。