[フランクフルト 2日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)のナーゲル総裁は2日、同国の今年の成長率が1%前後になる可能性があると述べた。堅調な輸出需要と政府投資が寄与する。同中銀が6月に示した予測(0.5%)の2倍となる。
ドイツは過去3年間ほとんど成長していない。イラン戦争に起因するエネルギー価格高騰が産業に打撃を与えている。
ナーゲル氏は講演で、生産は予想外に底堅いと指摘した。潜在成長率は依然として低いものの、ドイツは景気循環上の回復局面にあるとの認識を示した。
「年平均で1%前後の実質経済成長となる可能性は十分にある」と述べ、「3年間の停滞を経て、これは確かに小さいながらも歓迎すべき兆しとなるだろう」とした。
ナーゲル氏は、連邦政府の国防やインフラなどに重点を置いた財政支出を成長けん引役の一つとし、予想外に堅調な海外需要の恩恵も受けているとした。
ドイツの主要経済研究所も先月下旬に、今年と来年の経済成長率予測を上方修正した。今年の成長率予測は0.6%から1.3%に引き上げられた。