Kanishka Singh

[ワシントン 2日 ロイター] - トランプ米大統領は、高齢者向け公的医療保険「メディケア」に加入する米国民2000万人超に対し、毎月の保険料負担を軽減するため、1人当たり90ドルを一時金として支給すると表明した。

トランプ氏は2日深夜、自身の交流サイト(SNS)への投稿で、給付金は「メディケア改善基金」から拠出すると説明。同基金には、メディケアの出来高払い制度の改善を目的として議会から20億ドルが拠出されているとした。

ホワイトハウスのウェブサイトによると、対象の高齢者の大半に10月上旬に90ドルが銀行口座に直接振り込まれる。口座振り込みを利用していない対象者には、メディケアに登録した住所に小切手を送付する。発送も10月上旬になるという。

トランプ氏は11月の中間選挙を前に、有権者にばらまき的施策を打ち出している。9月には、中間選挙で勝利すれば成人に5000ドルの「トランプ配当」を給付すると提案した。

政権は、100万人近い米国民への500ドルの給付も進めている。ホワイトハウスは、この500ドルの給付について、医療保険制度改革法(ACA)に基づく保険の加入者から過剰に徴収されたとする保険料の払い戻しだと説明している。給付は全米を対象としたものでなく、連邦政府の医療保険加入サイトを利用する30州の一部住民に限られる。対象州には主要な激戦州が多く含まれ、選挙戦略の専門家らは、一部の選挙戦の結果に影響を及ぼす可能性があると指摘している。

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