[28日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは26日、米国がディーゼル燃料(軽油)の輸出を禁止した場合、当初は米国内の軽油価格に緩やかな下押し圧力がかかると予想した。また、輸出割当を含む輸出制限は現実的にあり得るとの見方を示した。

詳細は以下の通り:

• トランプ米大統領は22日、軽油の輸出禁止を支持すると表明した。

• 一方、ライト米エネルギー長官は23日、輸出禁止措置は機能せず、逆にガソリンやジェット燃料の価格を押し上げる可能性があると述べた。

• ゴールドマンはリポートで、貯蔵能力に余裕がある間は、軽油輸出禁止が1週間続くごとに米国の平均軽油小売価格は1ガロン当たり約0.25ドル押し下げられると試算した。これは現行水準の1ガロン=6.50ドルから4%弱の下落に相当する。

• ゴールドマンは「輸出禁止が長引くほど、混乱は大きくなる公算が大きい。軽油、ガソリン、ジェット燃料は大部分が一緒に生産されるため、ガソリン価格に上昇圧力がかかることになる」と指摘。

• 軽油貯蔵能力が満杯になれば、輸出禁止措置が1週間続くごとに、米ガソリン小売価格に1ガロン当たり0.3ドルの上昇圧力がかかると試算した。

• また、輸出禁止措置が1週間続くごとに、欧州の軽油卸売価格は1バレル当たり3ドル(2%弱)上昇すると試算した。ただ、欧州の戦略石油備蓄(SPR)からの軽油放出により、価格上昇分の約半分が相殺される可能性もあるとした。

• ゴールドマンは「輸出禁止が解除されれば、米国の軽油価格は欧州など他地域の価格と再び連動するようになり、米軽油価格に上昇圧力、海外の価格に下押し圧力がかかる可能性が高い」とした。

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