[シドニー 28日 ロイター] - オーストラリア財務省は28日、2025/26年度(25年7月─26年6月)の財政赤字が223億豪ドル(156億5000万米ドル)だったと発表した。歳出減と税収増を背景に従来見通しより改善した。
• 財政赤字の対国内総生産(GDP)比率は約0.8%。赤字額は従来予測の283億豪ドルより小幅にとどまった。
• 24/25年度は100億豪ドルの赤字だった。
• 財務省によると、財政赤字が従来見通しより小幅にとどまった背景には、各種福祉プログラムの給付減少に加え、企業からの税収や年金基金の投資収益が予想を上回ったことがある。
• チャーマーズ財務相は記者会見で「財政の改善は非常に喜ばしいが、圧力は緩和ではなくむしろ強まっていると認識している」と述べた。
• 政府は今年、26/27年度の財政赤字が315億豪ドルに拡大するとの見通しを示したが、その後、世界的な債券売りで利回りが急上昇し、各国政府の借り入れコストが押し上げられるなど、財政環境は厳しさを増している。
• オーストラリア準備銀行(中央銀行)は29日、根強いインフレを抑え、需要を鈍化させるため、政策金利を4.6%に引き上げると広く予想されている。一方、労働市場は底堅さを維持しており、失業率は4.6%前後で推移している。