[28日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)メーカーの蔚来汽車(NIO)は28日、浙江吉利控股集団と電池交換・充電事業に関する包括的な契約を結んだと発表した。充電網を共同で拡大・改善することを目指す。
吉利はNIOの電池交換・充電子会社、蔚来能源(NIOパワー)の株式30%を取得する。対価として電池交換子会社、易易互聯の全株式と現金6億4000万元(9500万ドル)を拠出する。
今回の取引でNIOパワーの評価額は約160億元(23億8000万ドル)となる。
一方、NIOは吉利のスマート充電子会社、浩瀚能源の株式10%を取得する。
NIOと吉利は電池交換の統一規格と車両を共同開発する。
NIOパワーは2030年までに電池交換ステーション1万カ所の稼働を目指す。年間の電力需要は100億キロワット時を超える見込みだ。
吉利は27年末までに充電ステーションを2万2000カ所超、充電コネクターを10万基超に増やす計画だ。
両社は今回の提携について、より高密度で信頼性のある充電網を構築してEVドライバーの不安を和らげるための、中国自動車業界の新たなモデルと位置付け、他の同業他社の参加にも道を開いた。
NIOの李斌最高経営責任者(CEO)は「NIOと吉利の充電・電池交換分野での提携は業界全体に開かれている。より多くの業界他社の参加を歓迎し、期待する」と述べた。