Cathal McNaughton  Amanda Ferguson

[北アイルランド、ポートダウン 27日 ロイター] - [ポータダウン(英領北アイルランド) 9月27日 ロイター]英領北アイルランドのポータダウンで27日、プロテスタント系団体の行進がカトリック系住民の地区を通ろうとしたところ、抗議する人々に阻まれた。双方とも解散を拒み、にらみ合いが続いている。両者の間に入った警察は距離を置いている。

問題となっているこのルートでは約30年間、行進が禁止されていた。今回はその禁止が解除されたことを受けて、プロテスタント系団体「オレンジ結社」が行進を試みた。しかし、アイルランド民族主義政党シン・フェイン党のオニール北アイルランド自治政府首相や同党のマクドナルド党首を含む約2000人の群衆に阻止された。

プロテスタント系団体オレンジ結社は毎年この地区で行進を試みてきた。これが北アイルランド全域で騒乱を招き、このルートでの更新は1998年に禁止された。同じ年に結ばれた「ベルファスト合意」により、約30年に及んだ北アイルランド紛争はおおむね終結した。

北アイルランドの行進を規制するパレード委員会は25日、参加者を通常より少ない35人に限定し、午前8時(日本時間午後4時)から午前9時30分までの行進を許可した。

同委員会は当初、禁止の継続を決めていたが、高等法院が8月、手続き上の不備を理由にその決定を取り消した。住民側はパレードの差し止めを求めたが、高等法院は深夜の審理で申し立てを退けた。

和平合意の履行を共同で保証するアイルランドと英国の首脳は冷静な対応を呼びかけた。バーナム英首相はBBCに「北アイルランドでは大きな前進があった。後戻りは望まない」と述べた。

マーティン・アイルランド首相はバーナム氏の懸念に同意する一方、行進を認めたパレード委員会の判断を「理解できない」「誤っている」と批判した。

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