Daniel Leussink Maki Shiraki

[横浜市 28日 ロイター] - 日産自動車で米州地域を統括する経営幹部のクリスチャン・ムニエ氏は28日、米国で今秋発売するハイブリッド車(HV)「ローグ」について、米国での生産が「2028年」に実現する可能性があるとの見解を示した。横浜本社で記者団に語った。

同モデルは現在、子会社の日産自動車九州(福岡県苅田町)が生産しており、10月に日本から輸出し、11月から米国で発売を開始する予定。

日産が4月に公表した長期ビジョンでは、スポーツ多目的車(SUV)を軸に米国で販売する車両の現地生産化率を80%まで向上させる計画を掲げている。ムニエ氏によると、米国関税導入前の25年初めは40%だったが、現在は65%に上昇しているという。

11月に米国で発売するローグは、エンジンで発電する電力だけを使ってモーターで駆動して走行する独自技術「e-POWER(イーパワー)」によるHV。同社はこのローグで米国に初めてイーパワーによる車両を投入する。ムニエ氏は「キックス」のイーパワーによるHVも「できるだけ早く、米国、カナダに投入したい」との意向を示した。

一方、同氏は「米国市場が今後5年間、中国の自動車メーカーに開放されるとは思わない」との見方も示した。中国勢が世界の他の市場で「非常に低い価格」を武器にしていることを指摘。「米国の製造業者の大多数、議会と上院の大多数が(中国勢に対する)市場開放に強く反対している」と話した。

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