低い期待値

一方、習氏の訪米で幅広い分野での突破口が開かれるとの期待は乏しい。両国は台湾から麻薬、レアアース(希土類)に至るまで、幅広い問題で対立している。

関係者によると、習氏は米国側が避けたいと考える台湾の領有権問題を強く提起する可能性が高い一方、トランプ氏は中国が反対する輸出規制を堅持する構えだ。

ただ、24日に予定されている協議では、特定分野での関税引き下げ、麻薬取引に関する協力、軍同士の対話拡大などで合意が得られる可能性はある。

関係者によると、トランプ氏は中国で拘束されている一部の米国人らの解放も求める見通し。両国はまた、激しく競争する一方で危険性が懸念される人工知能(AI)分野についても、対話拡大で合意する可能性がある。

今回の会談は、トランプ氏にとって難しい局面で行われる。対イラン戦争への国民の不満が広がる中、支持率が低下しているためだ。習氏も国内で課題を抱えているが、貿易が力強く伸びており、相対的に強い立場での訪米となる。

習氏の訪問中には、テクノロジー業界の首脳を招いた公式夕食会、戦闘機の編隊飛行を含むホワイトハウスでの軍事式典、独立宣言と憲法の原本が保管されている国立公文書館の訪問などの催しも行われる予定。

24日の夕食会には、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)、エヌビディアのジェンスン・フアンCEO、オープンAIのサム・アルトマンCEOなど、米中両市場で重要な企業のトップが出席する。

[ロイター]
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