Nicole Jao

[ニューヨーク/ワシントン 23日 ロイター] - ライト米エネルギー長官は23日、ディーゼル燃料の輸出禁止措置は機能せず、ガソリンやジェット燃料の価格を押し上げる恐れがあると述べ、同措置を支持するトランプ大統領と異なる立場を示した。

ライト長官は英エコノミスト誌が主催するイベントで、「ディーゼル輸出禁止という乱暴な手段は絶対に機能しない」と述べた。

ライト長官は「精製所から出るディーゼルを輸出できなければ、保管場所が足りなくなり、米国の精製処理量を減らさざるを得なくなる。それはガソリンとジェット燃料の価格に上昇圧力をかけることになる」と語った。

ライト長官はまた、政権は精製業界と協力し、「精製処理量を減らすような乱暴な手段を用いず、より簡素で自主的、協調的な形で」米国内のディーゼル供給を増やす取り組みを進めていると述べた。ただ具体的な計画には触れず、まだ何も決定していないとした。

ディーゼル価格はこのところ過去最高値を更新しており、11月の中間選挙を前に農家など利用者の不満が高まっている。自動車利用者団体AAAによると、23日時点の米国のディーゼル平均価格は1ガロン=6.52ドルと、1年前から76%上昇している。

トランプ米大統領は22日、ディーゼル燃料の輸出禁止を支持すると表明した。

ホワイトハウスの当局者は23日、米国がディーゼル燃料の輸出を90日間禁止する準備を進めているとする報道を否定した。

米政治専門サイトのポリティコは、米国が90日間の輸出禁止措置を準備していると報じていた。ライト長官もこの報道を否定した。

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