Andy Bruce
[23日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた9月の英国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.7で、8月の52.5から低下し、3カ月ぶりの低水準となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は52.0だった。
英国経済の中核を担うサービス企業が顧客に請求する価格は、4カ月ぶりの速いペースで上昇した。イラン戦争に起因するエネルギー価格上昇でコスト圧力も強まった。
S&Pグローバルは、調査結果を踏まえると第3・四半期の経済成長率は約0.1%で、第2・四半期の0.4%を下回ると指摘した。
S&Pグローバルのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「9月は、期待外れに鈍い経済成長とインフレ圧力の強まりという懸念すべき組み合わせとなっている。企業景況感の低迷と高コストが引き続き雇用を抑制している」と述べた。
「調査の価格指数の上昇は、イングランド銀行(英中央銀行)がタカ派姿勢を維持する可能性を示唆する。一方で、企業活動の伸びが懸念されるほど力強さを欠くことは、借り入れコスト上昇が経済にもたらすリスクを浮き彫りにしている」と語った。
金融市場は、英中銀がヒーリー財務相の予算案発表の翌週に当たる11月5日に利上げする確率を22日時点でおよそ60%織り込んでいる。
一方、製造業PMIは、国内受注の増加に支えられ、8月の51.7から52.0に上昇した。先行きに対する楽観度は7カ月ぶりの高水準となった。
製造業とサービス業の調査を合わせた総合PMIは51.7で、8月の52.5から低下した。