[ニューヨーク 22日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが続伸して取引を終えた。原油価格の乱高下でインフレ見通しが不透明になる中、序盤に2カ月ぶりの高値を付けた後、不安定な値動きが続いた。
原油価格は序盤、2週間ぶりの安値まで下落していた。イランが、米国が軍事的圧力を緩和し、イランの港湾封鎖を解除すれば、7日以内にホルムズ海峡を再開できると述べたことや、イランと米国が紛争終結に向けた交渉再開の可能性を示唆したことが手掛かりとなった。
しかし、トランプ氏が国連総会での演説で、11月の中間選挙後にイランとの合意に達すると考えていると述べたことで、原油とドルが上昇。序盤の楽観的なムードは後退した。
モネックスUSAのトレーディング部門シニアディレクター、フアン・ペレス氏は「誰にとっても最大の脅威がインフレであることは明らかだが、問題は『なぜこれほどインフレが高いのか』ということだ」と指摘。「全てはイラン紛争が長引き、エスカレートしていることが原因だ」とし、「市場が現在このような状況にあり、ドルに明確な方向感が見られないのはこのためだ」と述べた。
CMEのフェドウオッチによると、市場では米連邦準備理事会(FRB)による10月会合での利上げを巡って見方がほぼ二分しており、少なくとも25ベーシスポイント(bp)の利上げ確率は55.4%と、前日の57.6%から低下している。
主要通貨に対するドル指数は0.17%高の100.59。同指数は一時、7月30日以来の高値となる0.29%高の100.70を付けたものの、0.11%下落する場面もあった。
ドルは対円では0.03%高の157.41円と、3営業日続伸となる勢い。日銀が18日の金融政策決定会合で利上げを決定したにもかかわらず、円は圧力にさらされている。より慎重なペースを主張した政策委員2人の反対票について、市場は追加利上げの実施が難しくなる可能性を示唆していると受け止めている。
ユーロは0.18%安の1.1441ドル。
英ポンドは0.23%安の1.3332ドルと、2営業日続落の見通しとなった。過去7営業日で6回目の下落となる。
ドル/円 NY午後3時 157.48/157.52
始値 157.03
高値 157.60
安値 157.03
ユーロ/ドル NY午後3時 1.1441/1.1443
始値 1.1465
高値 1.1466
安値 1.1430