[フランクフルト 22日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は22日、中国企業が近年、高付加価値品やハイテク関連の製品で競争力を高める中、「世界的なモノの輸出に占める欧州連合(EU)のシェアが低下している」とする経済報告を公表した。機械や輸送機器などで顕著となっており、EU内ではドイツの企業が最も大きな打撃を受けているとした。
中国は、輸出型の欧州企業が存在感を示してきた市場に浸透しつつあるほか、国内生産拡大に伴い、欧州からの製品輸入も減少している。
ECBによると、EU主要国の中で、ドイツは輸出品の構成が中国と似通っている一方、イタリアはそれほどではないとした。このほか、アイルランドやギリシャなど経済が小規模な構成国への影響は限定的だという。「自動車や産業用機械など、過去数十年にわたって欧州経済をけん引してきた分野で競争が激化していることが示されている」と説明した。
中国への輸出減少については「ドイツや中欧など、欧州の製造や自動車産業のバリューチェーンに組み込まれている地域で最も顕著だ」と分析した。