Michael S. Derby
[ニューヨーク 22日 ロイター] - ニューヨーク地区連銀のウィリアムズ総裁は22日、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策運営の枠組みを擁護しつつ、金融市場の変化に合わせて調整・微修正が可能だとの考えを示した。
ウィリアムズ総裁はニューヨーク連銀で開かれた米国債市場に関する会議に向けた冒頭発言原稿で、短期金利を管理するための現行の一連の手段を用いて金融システムに「潤沢な」準備預金を供給する方式について、「金利の管理と中核的な金融市場の円滑な機能の支援において、極めて効果的であることが証明された」と述べた。
同総裁は発言の中で金融政策や金利の見通しについては触れず、会議での発言後に質疑応答を行う予定もない。
ウィリアムズ総裁は、FRBの金利誘導の枠組みはうまく機能してきたものの、固定的なものではなく、市場環境の変化に応じて適応させられると指摘した。
「市場が時代とともに進化する中、われわれは政策手段が必要な機能を果たすのにふさわしいものであり続けるようにしなければならない」とし、「端的に言えば、金融市場構造の進化は、金融政策をいかに効果的に実施するかの進化につながる」と述べた。
<バランスシートを巡る議論>
ウィリアムズ総裁は、FRBがさまざまな課題を検討する中で、インフレと雇用に関する責務を達成するために短期金利をどう管理するかという仕組みについて発言した。
ウォーシュ議長の下、FRBはコミュニケーションのあり方、データの評価方法、依然として大規模なバランスシートへの対応について幅広く検討する複数のタスクフォースを設けている。
ウィリアムズ総裁は「中央銀行に準備預金を保有することの機会費用は、ほとんど、または全くないはずだ」とし、「高い機会費用は単に非効率であり、市場機能と安定を妨げる他のゆがみを生み出す」と述べた。
その上でウィリアムズ総裁は、FRBの戦略は市場環境に対応したものになるとも指摘。「規制や市場構造の変化、あるいはその他の何らかの理由で準備預金の基調的な需要が変化すれば、FRBは時間をかけて準備預金の供給を変化させ、これに対応する」と述べた。