Andy Bruce

[マンチェスター(英国) 22日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が22日発表した8月の公的部門純借入額は183億ポンド(245億ドル)となり、ロイターがまとめたエコノミスト予想の155億ポンドを上回った。初の予算案発表を控えるヒーリー財務相にとって厳しい状況となっている。

ONSはまた、2026/27年度の過去4カ月の借入額をそれぞれ上方修正し、4─8月の累計赤字は773億ポンドとなった。前年同期を22億ポンド下回ったものの、予算責任局(OBR)の予測を81億ポンド上回った。

ONSの統計担当者は税収は好調に見えたものの、政府の物品・サービスへの支出や、インフレに連動する社会保障給付の増加によって相殺されたと説明した。

投資収支を除いた財政収支の赤字は、4─8月の累計で519億ポンドと、OBR予測の471億ポンドを上回った。政府は29/30年度にこの収支を均衡させる必要がある。

前年度に当たる25/26年度の借入額は45億ポンド上方修正され、1343億ポンドとなった。

レイノルズ財務相は統計を受け、政府は「不確実性に備えた余裕」を確保しつつ財政ルールを守る方針だと改めて表明した。

経済調査会社ITEMクラブのチーフ経済アドバイザー、マット・スワネル氏は「中期的な借り入れの見通しは3月時点よりはるかに厳しくなっている」と述べた。

「OBRが春に予測を公表して以降、英国債利回りが上昇したことで、ヒーリー氏の財政上の裁量余地は半減した。政府の主要な財政ルールを守るための余裕は100億ポンド強しか残っていない」と指摘した。この余裕は3月時点で240億ポンド超あった。

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