Liz Hampton Laila Kearney
[デンバー/ニューヨーク 21日 ロイター] - 米テキサス州のアボット知事(共和党)は21日、州の環境当局に対し、データセンター向けの新規許可発行を停止するよう命じた。同州の電力網への接続を求めているデータセンターに対する大規模な監査を規制当局が完了するまで停止する。
テキサス州環境品質委員会(TCEQ)に対する知事の指示により、データセンター開発業者向けに州が発行する許可は事実上、全て凍結される。同州にはこれまで、豊富な電力と広大な土地、ビジネスに友好的な環境を求めて開発業者が殺到していた。
約3年前に人工知能(AI)ブームが始まって以降、テキサス州は世界で最も急成長しているデータセンター集積地の一つとなった。しかし、施設に対する世論の反発が強まり、AI全般に対する懸念も高まったことから、アボット知事は先月、新規データセンターの州電力網への接続を凍結し、施設の監査を命じた。
テキサス州の電力網運営機関ERCOTは、データセンターの電力使用量や税制優遇措置、水消費量などの監査を開始した段階にある。
アボット氏は声明で、「端的に言えば、テキサス州民が最優先されなければならない。データセンターは自らの費用を負担し、われわれの電力網と水を守り、(監査を)完了しなければならない」と述べた。