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[18日 ロイター] - 人工知能(AI)開発企業アンソロピックが新規株式公開(IPO)を前に新型モデルの投入を検討していることが、関係筋3人の話で分かった。同業のオープンAIが「GPT─6アストラ」を発表して以降勢いを増していることに対抗する狙いという。アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)は業界全体の開発ペース減速を呼びかけたばかりだ。
今月リリースされたGPT─6アストラは企業の間で支持を広げており、一部の投資家はロイターに対し、企業向けAIツールの最有力プロバイダーとしてのアンソロピックの地位を再評価していると述べている。
関係者の1人によると、アンソロピックは新モデル投入を巡る検討の一環として、次期モデルの安全性を評価している。
同社の考え方に詳しい関係者らによると、金利上昇に伴い投資家が予想利益の実現時期をより重視するようになる中、新モデルのリリースに向けた投資と収益性強化の取り組みとのバランスをどう取るかといった問題などが議論されているという。
支出を巡るこうした議論は、AIブームの中心にある企業に対し、持続可能なキャッシュフローをより早く生み出すよう求める圧力が強まっていることを浮き彫りにしている。金利上昇に加え、特に中国のオープンソース系AIプロバイダーとの厳しい競争がその背景にある。
新モデル投入が実現すれば、競合他社との差別化要因である「安全性優先」というアイデンティティーを維持しつつ、オープンAIに対して企業向け市場での地位をどう守れるかが試される。
アンソロピックはコメントを控えた。
複数の関係者によると、同社はIPOを11月の米中間選挙後に先送りする可能性がある。選挙がIPOに大きな影響を与えるとは見込まれていないという。
ロイターは今月、アンソロピックのIPOに向けたマーケティング開始が早くても10月中旬になる見込みだと報じた。