Jan Strupczewski Balazs Koranyi

[ダブリン 18日 ロイター] - ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のピエラカキス議長は18日、ユーロ圏の財務相らは、債券利回りの上昇について「懸念しているが、不安視はしていない」とし、信認を維持するために欧州連合(EU)が承認した財政軌道を堅持しなければならないと認識していると述べた。

ホルムズ海峡の封鎖によりエネルギー価格が高騰し、インフレ加速が中央銀行の金利引き上げにつながるとの見方が市場で広がる中、国債利回りは世界的に上昇している。

ピエラカキス氏は記者会見で「懸念はしているが、不安視はしていない。ユーロ圏で分断は見られない」と説明。その上で、各国政府が債務を段階的に削減するという合意を順守すれば、市場の信認を得られるとの見方を示し「不確実性が高まる時期には、信認が経済的資産となる。これは、良好な資金調達環境を維持し、公的財政の長期的な持続可能性を守るために不可欠だ」と語った。

また、同会合に同席した欧州委​員会のドムブロフスキス委‌員(経済担当)は、利回りの上昇は世界的な情勢に対する市場の正常な反応であり、慎重な財政政策を維持する必要性を改めて示すものにすぎないと指摘。「だからこそ、慎重な財政政策の必要性と、加盟国の中期財政計画に沿った財政運営方針を堅持することの重要性を強調している」と述べた。

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