[ダブリン 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は18日、ECBの政策金利は石油・天然ガス価格と連動して動いているわけではないと述べ、エネルギー価格の高騰を受けて市場が予想する大幅な利上げ観測をけん制した。

ラガルド氏はダブリンで開いた記者会見で「金利がエネルギー価格と連動して動くことはない。エネルギー価格や、それが物価に及ぼす影響は当然、成長や消費など他の要素にも影響を及ぼすためだ」として、「われわれはこうした要素を全て考慮に入れている」と述べた。

またラガルド氏は、「われわれは現状に対して慎重な対応を取っている」とし、「より多くのデータや情報、数値に応じて対応し、変化を適切に評価できる良好な態勢にあると考えている」と語った。

さらにラガルド氏は、政府の借り入れコスト上昇に対する懸念も打ち消し、これは域内の問題ではなく、主に世界的な事象を反映したものであり、「無秩序な動きは見られない」と指摘。「緊張も見られない。これは全ての債券、とりわけ長期ゾーンの国債に影響を及ぼす世界的な動きであり、複数の要因があるが、無秩序な動きではない」との考えを示した。

金融市場は現在、ECBが過去数カ月間の2回の利上げに加え、今後1年間でさらに3─4回の追加利上げに踏み切るとの見方を織り込んでいる。石油・ガス価格はいずれもECBの「悪化」シナリオに近い水準にあり、年末までにインフレ率を4%近くまで押し上げる可能性がある。

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