[18日 ロイター] - フィッチ・レーティングスは18日、タイの格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げた。政府債務が中期的におおむね安定するとの確信が強まったことや、2026年初めの総選挙を経て政治状況が改善するとの見方を理由に挙げた。
・今回の見通し引き上げは、債務増加と成長鈍化への懸念から格下げの可能性を指摘した25年の状況からの反転となる。
・タイ経済は、中東情勢の緊張を受けたエネルギーコストの上昇と観光需要の軟化にもかかわらず底堅さを維持しており、テクノロジー分野やデータセンター投資が成長を下支えしている。
2月の選挙ではアヌティン・チャンウィーラクン首相率いる連立政権が過半数を確保して政策の不透明感が和らぎ、政治的な移行が円滑に進んだ。
・債務水準が高く長期的な成長見通しは緩やかだが、タイの強固な対外収支と、政府債務の大半を国内で調達できる能力が、投資適格級を引き続き支えていると指摘。
・ムーディーズは4月、米関税による下振れリスクの低下を理由にタイの見通しを「安定的」に引き上げた。
・フィッチはタイのソブリン格付け「BBB+」を確認した。