[香港 17日 ロイター] - 香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は17日、香港と米国の金利差拡大がキャリートレードを活発化させ、香港ドルを取引レンジの下限付近へと押し下げる可能性があるとの見解を示した。

香港ドルは午後の取引で1米ドル=7.8456香港ドルまで下落し、1カ月ぶりの安値を記録。香港ドルは7.75─7.85香港ドルという狭い範囲で米ドルにペッグされており、ここ数週間、香港ドル安方向の下限に向かって徐々に推移している。

HKMAは同日、 政策金利の基準金利を0.25%引き上げ、4.25%とした。米連邦準備理事会(FRB)の利上げに追随。余偉文総裁は記者団に対し「香港ドルと米ドルの金利差は拡大し、キャリートレードによって香港ドルは許容変動幅の香港ドル安方向に向けて弱含む可能性がある」と述べた。

DBSの金利ストラテジスト、サミュエル・ツェ氏はリポートで、HKMAの介入は予想していないと指摘。財政懸念により米ドルは弱含む可能性があり、香港ドルも米国と歩調を合わせて上昇する金利に加え、経済支援を目的とした政府の新たな5カ年計画によって下支えされる見通しだとした。

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