Jarrett Renshaw
[ガストニア(米ノースカロライナ州) 16日 ロイター] - トランプ米大統領は16日、ノースカロライナ州で共和党上院議員候補の応援演説を行い、民主党は犯罪や共産主義を好むという誇張された主張を繰り返した。
同州は先週の共和党大会以降、トランプ氏にとって最初の遊説先。同氏は11月3日の中間選挙に向け、全米各地の応援演説でこうしたテーマを中心に据えるとみられる。
ノースカロライナ州では、かつて共和党全国委員会(RNC)の委員長を務めたマイケル・ワットリー候補が、元民主党知事のロイ・クーパー候補に世論調査でリードされている。
トランプ氏は「諸君は共産主義者を粉砕するのだ。彼らはまさに共産主義者だ(中略)われわれは社会主義国家にはならない。私の言った通りだった。彼らは『共産主義』国家を目指している」と語った。民主党では民主社会主義者の候補が数人台頭しているが共産主義者とは程遠く、トランプ氏の説明は誤っている。
会場のスクリーンには、クーパー氏が知事在任中だった2021年、新型コロナ禍での刑務所人口削減合意に基づき釈放されたとされるノースカロライナ州の受刑者3500人のうち、一部の写真が表示された。
トランプ氏は1時間に及ぶ演説の中で「ロイ・クーパーはこうした移民犯罪者をノースカロライナ州の街に解き放つことを望んでいる」と主張した。
また、共和党大会で語った「私が投票用紙に記載されているつもりで」投票してほしい、という言葉を繰り返した。
生活費高騰の問題については、民主党のバイデン前大統領の任期中の鶏卵価格に言及し、「われわれは卵の危機に対処した」と主張。「生活費問題を引き起こしたのは彼ら(民主党)」だと語った。
イーロン大学が最近行った世論調査によると、投票する可能性が高い有権者の間で、クーパー氏の支持率が49%と、ワットリー氏の38%を上回った。同調査ではノースカロライナ州の有権者の54%がトランプ氏の職務遂行実績を支持しないと回答し、支持すると答えたのは31%だった。
同州では無党派層が登録有権者の約40%を占めており、ワットリー氏にとって支持獲得が不可欠となっている。