[サンパウロ 11日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が11日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.22%上昇した。7月の4.44%から鈍化し、ロイター調査によるエコノミスト予想の4.27%も下回った。中央銀行の目標範囲である3%プラスマイナス1.5%ポイントの範囲にとどまった。

前月比では0.32%下落。市場予想の0.29%下落を上回り、2022年8月以来の大幅なマイナスとなった。住居費が1.87%と最も下落。IBGEは、電気料金の下落が主な押し下げ要因としている。

また、輸送費は0.86%、食品・飲料は0.34%それぞれ下落。通信費もやや下がった。

CPI発表を受け、中銀が来週の政策決定会合で追加利下げするとの観測が強まった。これまで25ベーシスポイント(bp)の利下げを4会合連続で実施し、政策金利を14%まで引き下げている。

キャピタル・エコノミクスの新興国担当上級エコノミスト、リアム・ピーチ氏は「直近の低調なインフレ指標に加え、景気の勢いが弱まっており、来週の追加利下げ観測の論拠が裏付けられた」と述べた。

パンテオン・マクロエコノミクスの中南米担当チーフエコノミスト、アンドレス・アバディア氏は、8月の指標は来週の追加25bp利下げの論拠を強めたが、緩和ペースの加速を後押しするものではないと指摘した。

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