[13日 ロイター] - ロシアの国営原子力企業ロスアトムのリハチョフ総裁は13日、ウクライナ軍がディーゼル燃料輸送車両を攻撃し、ロシア軍兵士2人を殺害するとともに、ロシアが掌握するウクライナのザポリージャ原子力発電所の安全を意図的に脅かしたと非難した。
攻撃は11日に発生し、他のロシア兵にも負傷者が出たという。
原子炉6基を擁する欧州最大のザポリージャ原発は、2022年2月に始まったウクライナ戦争の初期にロシア軍に制圧された。同原発を巡っては安全を脅かし、事故のリスクを高めていると双方が互いに非難し合っている。
リハチョフ氏は声明で、ウクライナ軍が11日、原発にディーゼル燃料を運ぶ輸送車両に「一連の複合的な攻撃」を行ったと指摘。「攻撃は原発敷地に非常に近い場所に命中した」とし、「兵士2人が死亡し、多数のロシア兵が負傷した。一部は重傷だ。彼らは全員、民生目的の任務を支援する活動に従事していた」と語った。
原発の外部電源2系統がダウンした際、ディーゼル発電機が電力を供給して原子炉内の核燃料を冷却するため、燃料は原発にとって極めて重要となる。外部電源はいずれも8月から9月にかけての約3週間、停止していた。