インドのモディ首相と中国の習近平国家主席は12日、 ニューデリーで開かれた新興国グループ「BRICS」首脳会議に合わせて会談し、経済・輸送面での連携強化で一致した。習氏のインド訪問は7年ぶりで、両国は係争地であるヒマラヤ国境地帯で2020年に起きた軍事衝突で悪化した関係の修復を進めている。
インド外務省は声明で、両首脳が文化交流や経済連携、人的往来の一層の促進が必要だと強調したと表明。構造的な貿易不均衡やサプライチェーンの課題についても、互いの懸念に対処し、予測可能な市場アクセスを促進することで一致したと説明した。
中国税関当局によると、両国の貿易額は25年に過去最高の1556億ドルに達した。中国はインドにとって最大の輸入相手国で、インド側の貿易赤字は1000億ドルを超える。
国営新華社通信によると、習氏は制度的交流が徐々に回復し、協力分野も拡大していると指摘した。
一方、両国はヒマラヤ地域で大規模な軍展開を続けており、国境交渉の進展も遅く、火種は残る。モディ氏は国境地域の平和が2国間関係発展の不可欠な基盤だとの認識を示した。
[ロイター]

Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
2026年9月22日/29号(9月15日発売)は「ニュースが分かる 国際情勢バズワード50」特集。
トランプ思想・世界経済・安全保障の新常識。今盛んに使われるキーワード50を徹底解説
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます