[11日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは大型トラック「セミ」を欧州に投入する計画だ。競合他社が既に電池駆動モデルを販売している大型トラック市場での足場を固めるため、北米以外の市場へ進出を拡大する。
テスラはXへの投稿で、14日の週にドイツ北部ハノーバーで開催される商用車・輸送関連の国際見本市で、欧州向けの仕様と発売の詳細を発表すると明らかにした。
同社はセミを2017年に発表し、当初は19年の生産開始を目標としていたことから、ほぼ10年ぶりの動きとなる。乗用車向け電池セルの供給を優先したため、スケジュールはたびたび延期されてきた。22年終盤に米国内でペプシコなどの顧客へ限定的な納入を開始した。
テスラは4月、米西部ネバダ州の大量生産ラインから最初のセミが完成したと発表。しかし7月の株主向け報告では、年内の量産開始との以前の予測を撤回した上で、生産は26年に開始するとのみ言及していた。
同社のドイツ語版ウェブサイトは、総連結重量40トン、1キロメートル当たりのエネルギー消費量約1キロワット時で航続距離が最大550キロのモデルが掲載されている。
このトラックの重量はトレーラーや積み荷を除いて約9100キロで、最大25キロワットの電力を出力できる電動パワーテイクオフ(ePTO)機能を搭載している。最大800キロワットの出力が可能なテスラの「メガチャージャー」ネットワークを利用すれば、30分で航続距離の約60%を回復できるという。
またダウンタイムを削減するための機能として、ルートに基づく充電スケジュールや専用サービスセンターを挙げた。