Sarita Chaganti Singh Shivangi Acharya Saurabh Sharma

[ニューデリー 12日 ロイター] - 有力新興国で構成する「BRICS」は12日、インドの首都ニューデリーで開幕した首脳会議で中東緊迫について「深い懸念」を表し「最大限の自制」を求める共同宣言を全会一致で採択した。米国と軍事衝突が続くイラン、米国と同盟関係にあるアラブ首長国連邦(UAE)との間で調整が難航すると予想されていたが、初日の採択にこぎ着けたことは両国関係に前向きな兆しと受け止められた。

共同宣言は「対話、協議、外交を通じて」国際紛争を平和的に解決するという加盟国の決意が改めて示された。さらに、米国の対イラン経済制裁やウクライナとの紛争をめぐるロシアへの制裁などに関し、貿易をゆがめる「一方的な関税や非関税措置」の増加についても懸念を表明した。

イランのペゼシュキアン大統領は首脳会議の合間にUAEアブダビ首長国のハリド皇太子と会談。米イランの軍事衝突開始以降では、イラン・UAE間で最高レベルでの会談となった。

アブダビの報道担当部門はXへの投稿で、会談では地域・国際問題や緊張緩和、地域の平和と発展を推進するための取り組みについて協議したと説明した。

イランは軍事衝突開始後、UAEに繰り返し攻撃を仕掛けており、8月下旬にも米軍部隊やヘリコプターが駐留するアルミンハド空軍基地​を標的にした。

在インドのイラン大使館は、ペゼシュキアン大統領とハリド皇太子の会談の写真を掲載。会談内容には触れていない。

中国の習近平国家主席は首脳会議で、中東の和平や安定実現のため「しかるべき役割」を果たす用意があると表明。中国国営中央テレビ(CCTV)によると、「当事者は、政治的解決への取り組みを継続し、恒久的で包括的な停戦の達成に向けて努力しなければならない」と述べた。

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