[アデン/ドバイ 12日 ロイター] - サウジアラビアは、ホルムズ海峡の輸送停滞を回避する代替ルートの役割を果たしている東西石油パイプラインの稼働を停止した。イランの支援を受ける武装組織が活動するイラクから飛来したドローン(無人機)攻撃を受けた予防措置という。

船舶追跡会社やアナリストによると、同パイプラインの輸送量はここ数カ月、1日当たり400万─500万バレルとなっており、これは世界供給量の4─5%に相当する。

この攻撃はイエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海での支配力を強めている最中に発生。トランプ米大統領はフーシ派への直接攻撃見送り、サウジ皇太子の要請を退けた。

サウジのエネルギー省によると、東西パイプラインは10日午前、リヤドとメディナ地域で攻撃を受けた。

攻撃の責任者は今のところ不明。衛星画像には、メディナ南部のパイプライン沿いから黒煙が立ち上っている様子が映し出されていた。

サウジ外務省は、この攻撃により数人の負傷者が出ており、被害状況を調べていると述べた。輸出への影響については詳細を明らかにしなかった。

また、イラク首相からの要請を受け、現時点では報復を行わない方針だとしつつ、国益を守るために「必要なあらゆる措置を講じる」権利を留保すると付け加えた。

一方、イラク政府は攻撃を非難し、マイサン県での作戦を指揮していた軍司令官を解任。同県はイランが支援するシーア派武装組織が活動し、影響力を維持している地域と見なされている。

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