[ヒューストン 11日 ロイター] - 米国時間の原油先物は下落に転じたものの、北海ブレント先物と米WTI先物は共に1バレル=100ドルを超える水準で推移した。週間ベースでは、中東の海上輸送ルートを巡る攻撃を背景とした供給混乱への懸念から約8%上昇。原油高を反映し、米国のディーゼル価格は過去最高値を更新した。
清算値は北海ブレント先物が3.02ドル(2.81%)安の1バレル=104.61ドル、米WTI先物が2.43ドル(2.37%)安の100.05ドル。
両先物はともに一時5月中旬以来の高値を付けたものの、上げ幅を縮小し、下落に転じた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が、中東各国外相がホルムズ海峡の航行を巡る問題を管理するためイランとの一時的な合意に向けて調整を進めていると報じたことが材料視された。
前日の米国時間の取引では、中東地域で海上輸送を狙った攻撃が激化したことを受け、両先物はともに6%超上昇した。
プライス・フューチャーズ・グループのシニアアナリスト、フィル・フリン氏は「前日にパニックを引き起こした要因は和らいでいる」と指摘。UBSのエネルギーアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は「中東で新たな協議が行われる可能性があるとの一部報道が、この日の原油先物の下落につながった」と述べた。ただ、「原油価格は短期的に上振れリスクが続き、価格変動が大きい状況が続く」との見方を示した。