[スイス、ルツェルン 11日 ロイター] - スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のシュレーゲル総裁は11日、米国や、欧州中央銀行(ECB)が今週利上げを決定したユーロ圏の動向に言及し「金利を巡る情勢は変化した」と発言した。エネルギー価格の高騰がインフレを押し上げていることを踏まえ、市場の観測が利上げ方向にシフトしているとの見解を示した。
スイス中部ルツェルンで経済団体が主催したイベントで講演したシュレーゲル氏は、エネルギー価格の高騰は他の業種での物価上昇や賃金上昇のリスクにつながると説明。スイスでは、8月のインフレ率が予想を上回って上昇したものの、二次的な影響は今のところ顕著ではないとの見方を示した。
スイスフランの為替水準は経済にとって課題であるものの、他の国・地域に比べてスイスのインフレ率が低く推移しており、実質的には2020年以降、おおむね安定していると指摘した。