David Milliken Andy Bruce
[ロンドン 11日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は、調査を委託している国民のインフレ期待について、委託先を変更した結果、8月の数値が急激に低下したと発表した。
サバンタに委託した8月のデータは、1年先のインフレ期待が3.2%、2年先が2.9%、5年先が3.2%。イプソスが調査した5月のデータはそれぞれ、4.0%、3.5%、3.9%だった。
ただ、英中銀は、サバンタにも5月の調査を委託していたことを明らかにし、イプソス調査と比較して、同じ期間でそれぞれ0.5%ポイントほど低い結果(3.6%、3.1%、3.3%)になったという。
英中銀は「5月と8月の変化を比較する際は調査会社の変更による影響も反映されているため、慎重に扱うべきだ」と述べた。
パンテオン・マクロエコノミクスは、英中銀が一貫したデータを公表していないことを批判。今回の変更を調整すると、インフレ期待はわずかに低下したに過ぎず、これは自動車用燃料や食料品の価格上昇率低下と一致しているという。
英中銀は競争入札を経てサバンタを委託先に選定したとしている。
イプソスとサバンタの結果に差異が生じた理由について、英中銀はコメント要請に応じていない。