Leigh Thomas

[パリ 11日 ロイター] - フランスのレスキュール経済・財務相は11日、2026年の経済成長率が従来予想を下回る一方、27年の見通しは据え置くと述べた。政府は財政赤字の目標を達成できない見通しだという。

政府は数カ月以内に27年予算案の議会通過を目指すが、経済見通しの悪化で難航しそうだ。

レスキュール氏は記者団に対し、政府の26年成長率予想を従来の0.7%から0.5%に引き下げる一方、27年の予想は1.0%に据え置くと説明した。「今年は4種類の衝撃を伴う極めて深刻な危機に見舞われた」と述べた。

成長鈍化により、26年の財政赤字を対国内総生産(GDP)比5.0%に縮小する政府の計画は、達成が一段と難しくなる。

レスキュール氏は「予算は5%という前提に基づいて編成されていた。そして現実として、今日、5%という数値はもはや選択肢にはならない」と説明。新たな財政赤字目標については示さなかった。

「経済の不確実性が今ほど高かったことはかつてないと言っても過言ではないと思う」と指摘。「厳しい財政制約の下で運営しており、これ以上削れる余地はない」と語った。

さらに状況を複雑にしているのは、ここ数週間でフランスの借入金利が上昇したことだ。

レスキュール氏は、フランスが国債発行に困難を抱えていないことを強調した一方で、コストが上昇していることは認めた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。